コラム 天麩羅処ひらおは今日も異常なし

ひらおは福岡のソウルフード!

第11話 1コマ目

第11話「ひらおの洗礼」より

天ぷらといえば、寿司と並んで和食を代表する日本料理の一つ。お値段も決して安くはない、高級料理のイメージがありますよね。しかし、福岡に住んでいると、そのことを忘れそうになってしまいます。

なぜなら、福岡には「天麩羅処ひらお」(以下、ひらお)があるからです!

福岡のソウルフードの一つにも数えられるひらおは、普段使いできるリーズナブルな価格で揚げたての天ぷらを提供する、行列の絶えない大人気天ぷら専門店です。

行列も楽しもう!

第11話 3コマ目

第11話「ひらおの洗礼」より

ひらおといえば行列。もう、行列もひらおの名物の一つに数えていいくらいだと思います。笑

店外の行列の最後尾につき、やっと店内に入ったと思ったら店内にももっと長い列があることに気が付く瞬間は、初めての方なら絶対驚くに違いないです。

僕自身、最初に行ったのがいつだったか、これまで何度来店したかもわからないくらい利用していますが、一度も並ばずに着席できたことはありません。

もう、ひらおの行列は、一つのアクティビティだと思っています。そうやって楽しんで並ぶほうが、ストレスもなくて楽しめると思うのです。なので、僕は、「ようし、ひらおに行って、並んで、美味しい天ぷらを食べるぞ!」と思うようにしています。笑

ひらおの行列に並ぶ際の注意点

ひらおの公式サイトに「ひらおを楽しむコツ」というHowToのページがあるのですが、そこでも並ぶことが前提で書かれています。

ここでは、公式には書かれていない僕が思う注意点も含めて紹介しますので、初めてひらおを訪れる方は、参考にしていただければと思います。

(※ちなみに以下の注意点は、ひらお本店についてです。また、この文章の執筆時点のこととなりますので、予めご了承ください。)

行列ができていたら、素直に最後尾に並びましょう。人数や名前を紙やボードに書くようなシステムではありませんので、心配せずに列に並んでください。

店内に入るとすぐ、食券の自動販売機があります。ここで注意がいくつか。

食券機は店内に入って左右に複数あります。ですので、そこでふわっと列がほどけます。あまりに時間を掛けてトラブルにならないように気を付けましょう。

ひらおの支払いは現金のみなので、必ず現金を用意しておきましょう。また、定食の数も多く、食券機の情報だけで、初見でその場でじっくり選ぶのは難しいかもしれません。公式サイトに「おしながき」が掲載されていますので、オーダーするものを予め選んでおくのがオススメです。

食券を購入して店内に入ったら、壁際のベンチに座って待ちます。あとは流れに身を任せておけば大丈夫。列が進んで、席が空いたら店員さんが誘導してくれます。

ここで、行列とは別の注意事項を二つ。

ひらおにはカウンター席しかありません。テーブル席はないので、グループで来店しても、必ずしも皆が並んで食べることはできない可能性があります。というか、人数によっては、現実的には難しいと考えていたほうがいいかと思います。(公式サイトにも、分かれてのご案内と明示してあります)

また、ひらお本店は福岡空港のすぐ近く、というか道を挟んで横にあるといってもいいのですが、それは広大な空港という施設の横にあるというだけで、空港ロビーのある建物からは離れた場所にあります。

徒歩約15分程度。歩けないことはないですが、決して近くもない距離です。「空港のすぐ横」という勘違いに注意してください。どれだけ並んで待つかわかりませんので、これから飛行機に乗る前で、あまり時間がない場合はくれぐれも注意が必要です。

これぞ職人技!

第11話 8コマ目

第11話「ひらおの洗礼」より

ひらおでは、目の前で天ぷらを揚げてくれます。そして、揚げたての天ぷらをそのまま目の前に用意されたトレーまで持ってきてくれます。

目の前で揚げてくれた揚げたての天ぷら、美味しいに決まっています。ただ、とても熱々なので注意してください。何度口の中を「お痛」したことか。苦笑

ひらおに行くと、必ず思うことがあります。それは、「ひらおの職人さんすごいな~」ということです。

一人の職人さんが、何人ものお客さんの天ぷらを担当してくれます。しかも、途切れることなく次から次に来るお客さんをです。何人もの、しかも人によって注文が違う内容の天ぷらを、間違えることなく手際よく揚げ、そして提供してくださいます。

いつも「どうやって管理しているのだろう? 記憶頼り?」などと思いながら眺めています。

もしひらおに訪れる機会があったら、そんな目で職人さんの職人技を見てみてください。「すごい! きっと自分にはできない!」って思うと思います。少なくとも僕にはできません。笑

名物、柚子香るいかの塩辛

第11話 7コマ目

第11話「ひらおの洗礼」より

ひらおを語るとき、名物のいかの塩辛を抜きには語れません。ごはんや味噌汁とともに定食についてくる、柚子の風味がふわっと香るいかの塩辛。天ぷらが美味しいのはいうまでもありませんが、この塩辛が絶品なのです。

僕の周りには、塩辛を食べるためにひらおに行くという人もいますし、ひらおのことを「あの塩辛の店」ぐらいにいっちゃう人だっています。笑

それぐらい美味しいし、そして飯泥棒なのです! 揚げたての天ぷらだけでもごはんが進むのに、更にそこに塩辛。天ぷらが来る前に塩辛でごはんを食べ終わってしまった、なんて話さえ聞きます。笑

僕自身、これまでに何度、「ああ、中めしじゃなくて大めしにしとくべきだった~」となったことか。笑

今日もひらおには行列ができる

ひらおの名物の塩辛、実は、以前はおかわり自由だったのです。そう、食べ放題だったのです。

しかし、近年のいかの不漁、それによる価格の高騰で、食べ放題ではなくなってしまいました。

塩辛に使用するいかの種類を変更されるなど、企業努力を重ねられているようですし、一時期は、塩辛以外の副菜が提供されている時期もありました。

定食の価格、例えば一番人気の「お好み定食」が、この文章を書いている時点で1,160円ですが、正直、以前は、もっと、そう、かなりインパクトがあるほど安かった時代もありました。

いや、世の中の物価が上がっているのだから、それに合わせて商品の値段が上がるのは当然のことです。近年、いかの不漁だけではなく、お米の高騰、天ぷらを揚げる油の高騰、各種光熱費の高騰。価格は上がって当然ですし、企業として存続するためにも適正な価格であるべきだと思います。

しかし、利用する側からすると、少しでも安価だと嬉しいと思うのも事実。

そして、現在、塩辛がおかわり自由ではなくなっても、定食の価格が上がっても、それでも、ひらおは変わらずの大人気店です。

ひらおのたゆまぬ企業努力は当然のこと、価格の安さだけではない魅力、満足感があるからこそなのだと思います。

そう、だから、今日もひらおには行列ができているのだと思うのです。

福岡のソウルフードの一つ、天麩羅処ひらおの揚げたての天ぷらやいかの塩辛を、その行列に並んで、ぜひ一度食べてみてください!