第9話 博多ラーメンはかたや

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エピソードノート

福岡のラーメンチェーン、博多ラーメンはかたや。ラーメンの価格が、この漫画、この文章を書いている時点で一杯290円。すごくないですか?

しかも、この290円という価格、1976年の創業以来変わっていないのだそうです。驚きを超えて、もう頭が下がります。

そして美味しいんです! 安いだけでなく、とても美味しいんです!

今でも一部の店舗は年中無休、24時間営業ですが、以前はもっと多くの店舗が24時間だったと記憶しています。夜中に誘惑に負けて、何度はかたやに行ったことか。笑

元々福岡の豚骨ラーメンは食事としてというより、おやつ、スナック感覚で食べられていたのだそうです。だから、提供する側も、極力リーズナブルな価格で提供する、そんな食文化が福岡の豚骨ラーメンにはあるそうです。はかたやさんは、それを頑張って守っていらっしゃる企業の一つだといえますね。

実際、先日、午後の遅い時間にお店にお伺いした際も、小中高校生と思われる別々の3グループがラーメンを食べていました。完全におやつというか小腹が空いたから間食、といった感じですよね。福岡の日常を支えている、それを実感した気がしました。

第7話の「牧のうどん」回のエピソードノートで、漫画の原稿を描く前に、実際に牧のうどんに行ってきたと書きましたが、はかたやにも行きました。本編中のラーメンの絵は、そのときに実際にいただいたラーメンを参考にしました。

では、その日に小中高生のグループと一緒になったのか? というとそれは違います。彼らと同席したのは、漫画原稿の参考にするために来店した日とはまた別、更に後日のこと。

ね、「普段使い」でしょう。笑

ああ、そういえば、その日は、ご高齢の老夫婦が、並んでチャーシューメンをお食べになられていたのもとても印象的でした。

何でもないある日の午後。遅めの昼食を取るサラリーマン。小腹を満たす子供たち。そして老夫婦。

博多ラーメンはかたや。福岡の日常と共にある、そんなお店です。